藤枝さんは今から試作を作るのかカウンターでくつろぐ私達を入口に追いやり、お店の鍵を閉めた。 『…追い出されちゃったね。あの…冴木君…元カレの事、黙っててくれてありがとう。』 「??…ううん。易々と人の事言うのはどうかと思うし。それにまた思い出させちゃったら可哀想だから…」 『…っ…ありがとう…。』 「うん」 話題を変えようと口を開いた時、私のスマホが着信の音を鳴り響かせた。 ―♪~♪♪~― 『??…あっ…っ…』