メープル*パンケーキ【1巻】


藤枝さんは今から試作を作るのかカウンターでくつろぐ私達を入口に追いやり、お店の鍵を閉めた。

『…追い出されちゃったね。あの…冴木君…元カレの事、黙っててくれてありがとう。』

「??…ううん。易々と人の事言うのはどうかと思うし。それにまた思い出させちゃったら可哀想だから…」

『…っ…ありがとう…。』

「うん」

話題を変えようと口を開いた時、私のスマホが着信の音を鳴り響かせた。

―♪~♪♪~―

『??…あっ…っ…』