彼は座ったのを確認するとニコッと笑って厨房に消えて行った。 「―グレープフルーツジュースお待たせ♪」 『ありがとう。』 冴木君も隣に座り、持ってきたばかりのアイスココアを一気に飲み干した。 …よっぽどお腹空いてるんだね。 それから程なくして食欲をそそる香りを漂わせながら、藤枝さんが二つのお皿を手の平に乗せて登場した。 「はい、お待ち♪臣さん特製ピリ辛トマトのごろごろチキン煮込みチーズINパイだぞー♪」