―でも…私には聞く勇気が無かった―。 「もしまたあの人が来て何かされるようだったら、抱え込まないで言ってきてね。」 『…うんっ…』 「―20時か。…あんまり遅くまではさすがに明日の仕事に響くから今日はそろそろ帰った方が良いね。」 『あっ…うん…』 「スーパーまで送るよ」 『ありがとうっ』