「怖がるって事はよっぽど酷い人だったんだね…」 いつもの要領でテーブルを綺麗に拭き上げて、あっと言う間に片付けが終了した。 「…松岡さんみたいな人にあんな奴は勿体ないよ。別れて正解」 『…うん…』 そう言って笑う彼は…どこか寂しそうな目をしていた…。 見間違いかな?…そんな気がしたの…。