『……っ…』 気にせずに片付けを続けながら、さらっと流せる話題でもなくて…彼の話に耳を傾ける。 「…あの人、昼に食べ来た人だよね? 松岡さんの事食い入る様に見てたから…ストーカーになり得たら不味いなって思って用心はしてたんだけどさ……」 ―私は…改めて彼の観察力の凄さを実感した。 そっか…私をなるべく接触させないように仕事を指示してくれてたんだね……。