「うんっ。だって松岡さん、放心状態だったし応答してくれなかったから、俺が出した方が早いと思って―」 きょとんとした顔で当然の様にさらりと真実を素直に言ってくれるのは嬉しいけど…。 ……申し訳ない事をしてしまった…! 『ごめんなさいっ!いくらだった?!』 「そんなにしなかったから気にしな―」 『気にしないわけ無いじゃんっ!えっと…二千円位かな?!』 慌てふためいて、財布から二千円を取り出して冴木君の手に無理矢理握らせた。