この時―呆然としていて、 何か冴木君に話かけられていたけど… まともに話す事が出来なかった。 気が付いた時には外のベンチに座っていて、 心配そうに顔を覗き込む優しい瞳が目に写った。 「―落ち着いた?」 『………うん。…ごめんね…?冴木君も買い物の途中だったのに…』 「ううんっ、俺の買い物はこれだけだから♪」 ひょいっと持ち上げたのは先程カゴに入れられた野菜達だった。…ここでふと違和感を抱く。