大丈夫と言っていても本当は大丈夫じゃなくて…どこかで見られていないかとか、密かに追い掛けてきて来ていないかとか…様々な妄想が頭から離れない。 「…さっきより更に顔色悪いよ?…買い物、これで全部?持ってってあげる」 『えっ…』 返事をする前にカゴを持ち上げると、 手を引かれてゆっくり歩き出した。 私は手を引かれるままに歩き、彼の背中を不思議な気持ちで見詰めていた。