メープル*パンケーキ【1巻】


思いの外、着信音は鳴り続ける事はなく数秒で切れた。

「…どうしたの?」

『ううんっ、メールだったみたい……』

然り気無くマナーモードにしてバッグの奥の奥ににしまうと、

無理矢理笑顔を作って冴木君に向き直った。

「顔色悪いよ…?大丈夫?」

『うんっ…大丈夫っ!…初めてホールに立ったから圧倒されちゃったのかも…』