最後のお客さんを笑顔で送り出して、ランチの営業は無事に終了した。 入口の看板を《準備中》と変えて、ようやく落ち着く時間を迎えた。 それからマスターと冴木さんはエプロンを剥ぎ取り、椅子にどかっと座って項垂れている。 ……今日は昨日より沢山来客があったから、 疲労感たっぷりだ。 「あ~~、ビール飲みてぇー!!てか夏音ちゃん、ホールにちょっと慣れたね♪初ホールなのに凄いよ♪」 『い、いえっ…まだ全然…』 マスターは軽いノリだけど、心から誉めてくれてるみたい。 …ちょっとくすぐったいな。