…そんな気がした。 『…っ…っ…!』 ―でも、今は仕事中だし…。 藤枝さんや冴木さんに迷惑をかける訳にはいかない。 ちゃんとご案内しなくちゃ…!! ―カラン♪カラン♪ そして、ついに私は目の前で男と目線を合わせた。 『いらっしゃいませ。お客様はお二人様で宜しいですか?』 「そうです~♪」 腕を組んでいる細くてスタイルが良い彼女が可愛らしい笑顔で答えた。