「はいよ~。…あと10分か。それじゃ悪いんだけど着替えて貰っていいかな?」 『はいっ、分かりました!』 マスターは私に背を向けると厨房へと姿を消した。 事務所に戻り鍵をかけて素早く着替えを終わらせると、厨房へと顔を出す。 『…あのどこに座って見学したら良いですか?』 厨房を覗き込むと―そこには先程の服装とは違い、 白のコック服に黒いロングの巻きエプロン姿でデミグラスソースを煮込むマスターと、