先に見える広場でUターンすればまた、自宅に戻れる。 この緊張感から解放される。 決意が揺らぎそうになるけど不意に家族の言葉が脳裏に浮かんできた。 “ 「…出来が悪くてなぁ…」 ” “ 「夏音が後取りで大丈夫なの?心配しか無い。」 ” “ 「大した学歴も無くてな。夏音だけだぞ、あんな学歴は…」 ” 『…っ!!』