―当たり障りの無い先輩の言葉。私は先輩の言う通り、その言葉に頷く事しか出来なかった。 「…12時か…そろそろビジネスマンやらOLで賑わう頃だな。行くか」 『そうだねっ』 私達は伝票を持って席を立つと、レジに向かった。先を歩く先輩の背中を追って、レジに並ぶ。 バッグからお財布を出して会計のスタンバイ。 店員さんが私達に気付いて直ぐに対応してくれた。 「ご一緒で宜しいですか?」 「はい」