事ある毎に苦しくなって何度も挫けそうになる日がしばしば。

でも…無理矢理に気持ちを奮い立たせ深呼吸。

『…面接行かなきゃ…せっかく良い職場見付けられたんだから…!』

時計の針は9時35分を指している。
もう出発しないと確実に間に合わない。

『…大丈夫。大丈夫。』

そう呟いて履歴書が入ったバッグに手を伸ばし立ち上がると、玄関のドアを開けた。