それまで無表情で隣を歩いていた先輩だったけど、ふっと笑いを溢したのが解った。 「…だって、勢いよく走り出したかと思ったらいきなり失速したからさ…怪我させられたのかと思って焦った」 『違うよ、ちょっと色々考えたら怖くなっちゃって…追いかけるの止めちゃった…』 「…でも確かに女一人じゃ怖いよな…」 『うん…』