「おはよー」
「おっはぁ~」
いつもと変わらない教室。
「稀里〜おはよぉ〜」
「おはよ!舞花」
舞花は高校で仲良くなったウチの親友。
ふわふわした感じのかわいい系女子で
結構モテる。運動より勉強が得意で
ちょっと天然なとこがある。ウチとは
正反対だけど話しやすいから大好き。
「また遅刻だな(笑)」
「相変わらずだね稀里ちゃん(笑)」
「遅刻じゃないし!」
和哉は、中学校から一緒。このクラスには同じ中学校は和哉しかいない。
最近めっちゃ仲良くなれた。
廉は和哉の友達。和哉は友達ってゆってるけど親友に見える。
チャラくて軽そうだけど優しくていい人。
みんなのおかげで櫻井稀里は高校生活をenjoyしてます!
「8時半に来て遅刻じゃないはないだろ。」
「えー!?セーフだし!」
「いや、アウト。罰ゲームな(笑)」
「うー、、、」
和哉、、、相変わらずの毒舌。
「まーまー先生も来てないんだし
セーフってことで。」
「廉ー!ありがと!」
やっぱり廉は優しいな。こうゆう時にフォローを入れてくれる。
「稀里朝からテンション高すぎ〜」
「佐藤の言うとおりだな(笑)」
「確かに舞花ちゃん言えてる(笑)」
みんな納得してるし。っておいおい!
「そんなにテンション高い?」
「高いってゆーかキャラに合わないってゆーか、、、ね?(笑)」
廉が少し言いにくそうに言う。
「えー!?ウチもとからこんな
キャラじゃない?」
「第一印象とかけ離れてるぞ(笑)
まあ中学の時から一緒だから慣れたけどな(笑)」
和哉に言われたくない。(笑)
ウチの和哉への第一印象は、クールで
頭良くて、運動も出来て優しいイメージ
だったのに。
実際はまあクールだけど、とにかくドSで
1日中誰かをイジってる。
そのくせ勉強も運動もできるという。
そんな和哉だけどウチは、
中3の頃から片思い中。
「ウチの第一印象って何なの?」
「んー。クールで勉強出来て、
笑顔が素敵な子。」
うわ。すげ、廉から見た第一印象。
「実際は?」
「んー(笑)天然で、勉強は普通で
スポーツ万能で笑顔が素敵な子。」
「笑顔が素敵とか思ってねーだろ爆笑」
和哉ひどい。廉がていねいにお世辞
言ってくれたのに。
「いやいや、お世辞抜きで可愛いと
思ってるよ」
「はいはい。お世辞ありがとうございましたあ!(笑)」
「だからあー!違うって!」
「和哉くんは?稀里のことどんな子
だと思ってるの?」
おー!舞花!聞いてくれてありがとう!
どう思ってるんだろう?
「第一印象はまあ廉と同じ感じだな。
笑顔が素敵とか思ったことねーけど(笑)」
「今の印象はバカで天然で運動だけが
とりえの悲しいおチビちゃん(笑)」
「チビは関係ないでしょ!」
それにしてもひどい言われようだ。
「3人とも笑うの止め!」
「だってぇー爆笑」
「和哉、、、おチビちゃんって、爆笑」
さっきから爆笑してる3人。
それを見てたら自分も笑えてきた。結局、先生が来るまでずっと笑ってた。

