「やっぱり見えないね、星」
「てーことは、今年は織姫と彦星の逢瀬はならずだな」
「そんなことないよ。たとえ七夕の日が曇りや雨だとしても、二人はちゃんと会えてるの。だって、空は一つに繋がってるから」
「いいな、その説」
「でしょ?これだと、織姫と彦星は、年に一度どころか、実は毎日会えてることになるのよ。ちゃーんと」
「七夕の話、なくなっちまうな」
「ちょっとぉ。義彦にはロマンってものがないの?現実主義で夢をぶち壊さないでよ」
「ま、天気は必要だしな」
「何の話よ」
・・・あれ?なんか今、腰のあたりがズキッて・・・。
「織江?どうした」
「・・え?あ、ううん。何でもない。それよりちょっと寒くなったから、私は中に入るね」
「そっか?俺はもうちょっとここで涼むわ」
「うん。なんか飲む?ビールでも持ってこようか」
「いいなぁ。んじゃ、ビールよろしく」
「はぁい」
やっぱり、さっきの痛みは気のせいだったのかなと思いながら、キッチンの方へ歩いていた、そのとき。
また腰のあたりにズキッと痛みが走った。
「てーことは、今年は織姫と彦星の逢瀬はならずだな」
「そんなことないよ。たとえ七夕の日が曇りや雨だとしても、二人はちゃんと会えてるの。だって、空は一つに繋がってるから」
「いいな、その説」
「でしょ?これだと、織姫と彦星は、年に一度どころか、実は毎日会えてることになるのよ。ちゃーんと」
「七夕の話、なくなっちまうな」
「ちょっとぉ。義彦にはロマンってものがないの?現実主義で夢をぶち壊さないでよ」
「ま、天気は必要だしな」
「何の話よ」
・・・あれ?なんか今、腰のあたりがズキッて・・・。
「織江?どうした」
「・・え?あ、ううん。何でもない。それよりちょっと寒くなったから、私は中に入るね」
「そっか?俺はもうちょっとここで涼むわ」
「うん。なんか飲む?ビールでも持ってこようか」
「いいなぁ。んじゃ、ビールよろしく」
「はぁい」
やっぱり、さっきの痛みは気のせいだったのかなと思いながら、キッチンの方へ歩いていた、そのとき。
また腰のあたりにズキッと痛みが走った。


