そんな無表情男に私はニコッと笑いながら言った 『お兄様 お帰りなさいませ…』 ありったけのアニメ声で上目使いすると・・・ フッっと涼しげな顔で春日さんは笑った。 「メイド喫茶かよ」 『・・・ッ』 睨らみながら言うと顔を近づけて来た。 えっ?! 「おにーちゃんだろ?」 頭をポンっと手を置かれ、春日さんの息が私の顔にかかる近さで言う。 『ち、近いんですけど・・・』