真っ赤になって、でも嬉しそうにする坂本さん。

良かった良かった。

「結婚式明後日だろ?蒼汰、約束通りジャージで行くからな!」

「ふっ、来れるもんなら来てみろチービ。」

ちっ、着てやるぞ、ジャージ。

来てやるぞ、結婚式。

「なぁ、俊…何か変わったな。」

「そうかもな。」

やっぱり蒼汰には隠し事はできないな。

「なあ、蒼汰…僕、決めたから。」

「ん。いいんじゃね?」

うん。

いいんだ。