そんなこと、考えてない。 空はウチにとって…大事な…大事な… でも、いくらそう思ったって、空は帰ってこない。 燃やされた空は、この世にはいないんだ。 もう…きっと会えない。 空にも、立野君にも。 なのに、すぐ会える距離にいた。 空との繋がりの陸上なんか、辛くてできないって思ってたのに、立野君はいた。 高校でも、大学でも、同じ地区にいて、同じように走った。 立野君はずっと走っていた。 空との約束を果すために。 そうなの? 空を思い出しても、君は走るの?