空から君へ愛の手紙を。


でも忘れるだろ?

僕と笹野は実際、話したことなんか数えられるぐらいだし、他校だし…

空がいなかったら話すこともなかったし。

「結構近くにいたのにね。」

近くに?

「ウチもまだ陸上してるんだよ。空との勝負がついてないから。」

空との、勝負…

それは、つけたくてもつけられない勝負…

「ウチが走るのを辞めちゃったら、空がウチの中で本当に消えちゃいそうだから…ウチは走るのを辞められないんだ。」

走るのを辞められない…

僕もだな。

辞められないんだ。走ることを。