空は、僕達に、宝物を残して去っていったんだ… 「あら…本当に…」 空のお母さんに見せに行くと、やっぱり少し笑った。 「空…可笑しいわね。」 空の宝物を見て涙を流しながら笑う空のお母さん。 「これは、空の部屋に…」 「いいえ。これは、立野君に持っていてほしい。」 元あった場所に置いてほしいと言おうとしたら、返された。 僕が持つべきだとか言って。 そんなこと言われたら、これが僕の宝物になるだろ… そして、僕達はようやく、前の生活に戻れた気がしたんだ。