ううん、違う。 空のお母さんが来る前に、私がその場所をとっていたら良かったんだ。 でも、空の顔を見るのが…怖くて… 「ななちゃん。腕、見せて。」 私を追ってきてくれた看護師さんがそう言った。 そう言えば、全く気にしてなかったけど、私も事故に巻き込まれたから、腕から血が出てたんだ。 「はい。これでもう大丈夫。後は、痛いところない?」 あの時は必死で気づかなかった。 でも、私の体は既にボロボロで。 「痛い…痛いよぉ…」 今も。