リアラside

ある日の昼のこと、リアラが庭で歩いているといきなり女王様付きのメイドが声をかけてきた。

「リアラ様、女王陛下がお話があるとお呼びです」

「え、お母様が？…分かったわどこにいるの？」

私はメイドに連れられ、お母様の部屋に行った。

部屋にはいると、すごく機嫌がいいお母様が私を手招きして自分の隣に座らせた。

「お母様、お話とは何ですか？」

「フフッリアラはせっかちねぇ、貴女にいい話があるのよ」

「いい…話ですか？」

今までお母様のいい話は全て縁談の話ばかりだった。
今回もそうだろうなーとリアラは思っていた。