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レオンが出ていって数分たった頃、部屋のドアを叩く音がした。
「…入れ」
許可をするとレオンが布をかけた額を持って部屋に入ってきた。
「持ってきたよールーク様」
レオンは私が座っている所まで来て、机の上にゆっくりと額を乗せた。
そして、額に掛かっている布を勢いよ取り去った。
「………想像以上だな」
「俺も思ったよ、この姫様ね。求婚されても全て断ってるらしいよ~」
レオンは「ルーク様も断られるんじゃない?」と笑いながら言った。
この男は知っているだろうに、私が気に入ったものは絶対に逃がさないことを。
「この姫の名前は」
私が名前を聞くと、レオンはニヤッと笑った。
「気に入ったんだ?…この子の名前はリアラ・クラリス姫だよ、別名白雪姫とも呼ばれてる」
リアラ…、別名白雪姫か。
確かに雪のように白い肌をしている。
私はこの娘を一目で気に入った。
「リアラ姫との縁談を受けると伝えておけ、後日城を訪ねる」
「分かりました……この子もルーク様に気に入られるなんて災難だね~」
クスクスと笑いならレオンは額を持って出ていった。

