白雪姫と狂気の王


「そう?いいと思ったのになぁ~、ルーク様はこっちの俺の方が良いって訳か」

レオンは先程とは打って変わって、明るい話し方をする。
普段はいつもこの話し方。

「そんなことはどうでも良い」

私は近くにあった書類を取りながら、ちらりとレオンをみる。

「…はいはい、肖像画持ってきますよ~」

面倒くさそうにレオンは部屋を出ていった。

「………」

この私が興味が湧くような娘なら良いのだが……。
もし気に入ったらその時は…。

誰もいない部屋のなかでルークは一人、肖像画の娘の事を考えていた。