白雪姫と狂気の王

ルークside

コンコンと控えめにドアを叩く音がしたが、静かな部屋のなかでは大きく聞こえた。

「入れ」

部屋の主である私が許可をすると、私の右腕とも言える男が顔を出した。

「失礼します」

「レオンどうした」

右腕でもあり私の秘書でもあるレオンが少し困った顔をしていた。
この男が困るような事など中々ない。

「隣国のクラリス王国から手紙と肖像画が届いたのですがどういたしますか?」

「またか…」

自分の娘を妃にいかがですか、と言う手紙だろう。
そのまま無視してもいいが、肖像画を送ってくるのは初めてのことだった。

周りとは違うアプローチの仕方に少し興味が湧いた。