「やっぱり森の中は暑いな」

まだまだ夏の暑さが抜けない、秋の始まりの季節。
蒸し暑いに決まっている。

「…やっぱり来ないほうが良かったかもしれない…」

私が後悔していると、ガサガサと音が聴こえてきた。

「な、なに?」

音がした方を向くと人が出てきた。

「だ、だれ!?」

月の光が当たって、姿が露になった。

「え!何で…」

姿を現したのは……。

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