「やっぱり森の中は暑いな」 まだまだ夏の暑さが抜けない、秋の始まりの季節。 蒸し暑いに決まっている。 「…やっぱり来ないほうが良かったかもしれない…」 私が後悔していると、ガサガサと音が聴こえてきた。 「な、なに?」 音がした方を向くと人が出てきた。 「だ、だれ!?」 月の光が当たって、姿が露になった。 「え!何で…」 姿を現したのは……。 ************************