どうしょう…どうにかしないと…。
このままでは結婚しないといけなくなる…どうしょう…。
コンコンといきなりドアをノックする音が聞こえた。
「入りなさい」
ガチャリと音を立てて部屋のなかに入ってきたのは、お母様の執事だった。
「お取り込み中に申し訳ございません、アルティラ国王陛下が到着いたしましたがいかがなさいますか?」
「この部屋に連れてきて」
「はい」
執事は頭を下げて部屋から出ていった。
「これでもう逃げれないわね、リアラ」
「………」
勝ち誇ったような笑顔を浮かべるお母様を観ていると、本当に結婚をしないといけないと実感が湧いた。
唇を噛み締め、じっと涙を堪えた。

