《短編》時計仕掛けのカトレイヤ



<side.カイ>

―ゴーン、ゴーンッ

「カトレイヤ...っ」

愛する人を奪う午前0時の鐘に、俺はみっともなく泣く。

もう、会えないんだという事実に、息ができないほど辛く、苦しい。


「もっとお前に見せたい世界があったんだ...」


ポタポタとカトレイヤの頬に落ちる涙。

止まってしまった時計にカトレイヤの時は終わってしまったのだと絶望する。


「カトレイヤ、お前を愛してる、ずっと...っ」


たとえ、俺に二度と愛を囁いてくれないのだとしても、この心も体も、全てが...。

お前のものだ、カトレイヤ。