《短編》時計仕掛けのカトレイヤ



「私も...っ」

その言葉の続きは、カイの唇に奪われた。


でもね、きっとカイには伝わってると思うんだ。
私がどれだけカイを愛しているのかって...。


カイの温もりを感じながら、瞳を閉じる。

ゆっくりと頬を伝う雫は、どちらのものだったのか...。


―カチッ、ゴーン、ゴーンッ

...私の時間が終わる音。


『24時……今日が終わるその時までに、君は何を得るのか……』


お父様、私は今...何よりも代えがたいものを得ました。
それは...『愛』という感情。

他に何もいらないと思えるほどの...『熱情』だったのだと思う。

鐘の音の振動を感じながら、私は悲しくも幸せな気持ちで、静かに眠りについた。