《短編》時計仕掛けのカトレイヤ




―ポタッ

何かが、自分の目から零れ落ちた。
そして、それに手を伸ばすと、温かい雫に触れる。


「カトレイヤ、お前泣いて...」

「あ...カイのと同じ、涙だ...」


そっか、私はカイに恋して、本当の意味で人間になれたんだ。
カイと同じに、なれたんだね...。


「嬉、しい...」

私が笑うと、カイも笑ってくれる。
そして、カイはその涙を唇で掬ってくれた。