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「じゃあカイは...、スラムで育ったの?」

「あぁ、貧困層の出身だ」


体がうまく動かない私の体を後ろから抱えて、柱にもたれ掛かるカイ。
この時計台から見える星空は、星が近くて綺麗だった。


賢者の石とやらはすごいらしく、時計が銃弾を受けてくれたおかげで器に破損はなかった。

ただ、私の命の期限が迫っているからか、銃弾の衝撃なのかはわからないけれど、体がずっと重いままなのだ。