「だから...カトレイヤ、俺の傍にいろ、最後まで」 「カイ...」 「好きだって言ったら、おかしいと思うか?」 不安そうな顔で尋ねてくるカイに、私は笑う。 「変」 「お前な、空気読めよ...、まぁ、そんなカトレイヤが好きなんだけどよ」 愛おしい物に触れるかのようなカイの手に、髪を梳かれる。 眠りたくなるような心地よさだった。