《短編》時計仕掛けのカトレイヤ




「何、してんだよ...、何で俺を庇ったりなんかしたんだよ!!」

「私は、機械仕掛けの人形だから...、人間のカイが傷つくのは、おかしい」


うまく、言葉が出ない。

伝わってるかな...、私は代えがきこけれど、カイには代えがきかない、尊い存在だから。


「何言ってんだよ...、カトレイヤだって俺と同じ人だろーが!!」

「はぁ?お前それを本気で人間だと思ってるのか?」

「まさか惚れたのか、人形に」


男たちが私を抱き起すカイにそう投げかける。
それに、カイはギリッと奥歯を噛んだ。