《短編》時計仕掛けのカトレイヤ





「そしてその石こそ、すりつぶして飲めば不老不死をもたらす霊薬になるとも言われておる」


「嘘だろ、だとしたら、ヘルメスが今も生きてる事になる。ついにボケたか、じいさん」


「よく考えろ、馬鹿もの!賢者の石を、作り出せる錬金術士が、長い時を生きていてもおかしくないじゃろう?」


「あ、ありえねぇ……」


信じられないと言わんばかりに呆れた顔をするカイ。
それでも、私はそれを冗談だなんて、思えなかった。