《短編》時計仕掛けのカトレイヤ



「カイ、騒がしいが何かあったのか?」

「あ、じいさん」


そこに現れたのは、カップを手に心配そうな顔をする白髪の老人だった。


「ワシのことは師匠と呼びなさいと言っただろうに」


この人が、カイの師匠……??

予想より、優しそうな顔をしている。

それに拍子抜けしていると、おじいさ…師匠の視線がこちらに向けられた。


「おや、そちらのお嬢さんは……」

「初めまして、カトレイヤです、師匠」


ペコリと頭を下げると、師匠はキョトンとした顔で私を見つめる。