「お子様……」 「好奇心旺盛かと思えば、腹減って元気なくなるとか……お子様以外の何者でもねぇぞ」 呆れられながら、私の手をグイッと引くカイ。 「お子様は、ハンバーグでも食うか??」 「む、カイ馬鹿にしてる?」 「いーや、子守りしてんだよ」 そして私は、カイと軽口を叩きながら、引きずられるようにしてレストランへと歩き出した。