「俺はそれを知っていながらあんなひどいこと言ってたんだょ…最低な男だな…でもさ我慢できなかったんだょ…」
峻は頭を手で押さえながら言った
「お前を華原に盗られそうで…」
盗られそうって華原に…?!
なんで?
「最近のお前、昔と変わってきた。華原を見てはニヤけたりなんかしてさ…華原はお前が今まで付き合ってきた奴や、周りの男とは違う…お前自分が変わったの気づいてなかったのか…? 」
私はそんな風に華原を見ていたの…?
「盗られそうで…盗られそうで怖かったんだ…」
頭を押さえていた手の隙間から峻が泣いているのが見えた
