『…!!龍之介!!』
龍之介は公園のベンチに下を向き座っていた…珠華の声で気づいた龍之介が頭を上げた
「珠華…お前なんて格好なんだょ…」
珠華は武道場からそのまま出てきたため服はもちろん柔道着、足は…素足だった
龍之介を追いかけるということで頭がいっぱいになっていた珠華には靴をはくという余裕がなかったのだった
『なんて格好…ッて言われても…ハァ…あんたを…ッ追うので精一杯だったんだから…ハァ…しょうがない…ッでしょ!!』
珠華は顔を赤めながら言った
「ぁりがとな…」
『…ん?!…なにぃ?』
「なんでもねぇ…」
『も-!!まぁィイや…でもあんた膝痛めてるくせに走れてんぢゃん!!』
珠華は龍之介の横に座りながら言った
