珠華の目には龍之介が肩を振るわせながら武道場を出て行ったように見えていた




パシッ!!



珠華は自分でもわからないうちに峻を叩いていた…顔には大粒の涙をながしながら…




『…ッ!最低・・・』



そう言い残すと珠華は龍之介のあとを追い武道場を出ていった






「俺はただお前のことが…」


峻は前身の力が抜けたかのように座り込みながらそう泣きながらつぶやいた…