「だって珠華柔道界で結構有名だぞ!?美人でスタイルィイからまったく柔道やってるようには見えなぃのに意外と筋はィイって♪でも顧問の先生が【あれでやる気があればインターハイだって夢ぢゃなぃのに…】って嘆いてるって話しだけどな♪」



…まったく知らなかった
やる気かぁ…だってめんどくさいしなぁ…柔道だってそこまで熱中するほどのものでもなぃし…



「なぁ珠華…」


今度は真剣な顔で華原が呼んだ

『なに…?』


「俺…前の試合で膝痛めてもう柔道ができなぃかもしれないって病院の先生に言われたんだ…でも、この街にこの膝を直せるかもしれない先生がいてその先生に診てもらうために俺転校してきたんだ」



…そんなことがあったんだ



「だからもしまた柔道ができるようになったら2人でインターハイ出場を目指してみなぃか?!」