「それ!どう言うこと!?」



学校に着いたあたしは、光と別れたことをすぐに亜由ちゃんに話した。



隠したりしたら、
自分の気持ちがバレちゃう。



もう何とも思ってないってことを、証明しなきゃいけないから……。





「どう言うって……。そのままだよ」



ハハッと笑ったあたしに、
亜由ちゃんの勢いが無くなった。



「そんな…―。光先輩からなの?」



「違うよ。あたしから」



「ウソ!?」



ただ呆然と驚いてる亜由ちゃんに、笑顔を消さないあたし。




平気……大丈夫……。




「好きじゃなくなったの。ただそれだけ」




「好きじゃなくなったって……」



「もう良いでしょ?この話は終わりッ」



「でも!」



「ごめん、あたし先生に呼ばれてたんだった」



「雨美っ!」



亜由ちゃんの呼ぶ声を無視して、
あたしは教室を足早に出た。