瞳の中に、光の顔が消えた。 見えるのは、大きな後ろ姿。 あたしがその背中を追うことは、もう二度とない。 大きな背中が、 だんだん小さくなってゆく。 自分の不甲斐無さが、 光を傷つけた。 謝っても、謝りきれない。 だから、お礼を言います。 光、ありがとう。 そして、さようなら―