「なぁ!運命じゃなかったのかよ!?」 『運命があるなら信じて良い?』 そう言ったあたしに、貴方も運命を信じるって答えてくれたね。 嬉しかった。 やっと出会えた運命の人。 だけど……貴方の運命の人は、あたしじゃない。 「運命なんて言葉。本当に信じてるの?」 「え……?」 「そんなの、あるわけないじゃない」 「嘘……だろ?なぁ、雨美!」 「もう、やめてよ!あたしは早く別れたいの!」