断る理由もなかった俺は、素直に咲希の目の前のソファーに腰掛けた。
「いつから付き合ってるの?」
「3ヶ月前……くらいかな」
「へぇ~、まだ3ヶ月なんだ」
今、『まだ』の部分を強調された気がしたけど……。
「今はまだ3ヶ月だけど、これからずっと一緒だし」
「おっ、光、言うね~」
と話に割り込んで来たのは兄貴。
さっきまで黙り込んでたのに、急に話しかけて来てんじゃねーよ。
「光。そんなに安心したらいけないわよ。雨美ちゃん可愛いから、いつ誰にとられるか分からないんだからね」
「わーってるよ」
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