嘘だあ―…!!
信じられない流れに思わず涙が溢れたあたし。先輩は急に泣き出したあたしを見てビックリしていた。
「あっ亜由！何？どうしたの!?」
「先輩があ～(泣)」
「おっ俺!?俺何かした？」
「こっ…こく…はく……」
そう言うと悲しい表情になった洋平先輩。
「俺の気持ち……迷惑だった……？」
あたしはブルブルと首を横に振った。
「じゃあ……どうして？」
いつもの洋平先輩からは想像出来ない優しい表情と声に涙が止まらないあたし。
「嬉しくて…っ。せっ…先輩、あたしの…ことっ何か…どうでもいいってっ－」
しゃべってる途中で急に抱きしめられたあたしの体。ふんわりと洋平先輩の匂いがあたしを包む。
