俺の人生において一人どうしても話しておかなければいけない奴がいる。
飯塚シュウジ
あいつとの出会いは夜だった。
高2の時
季節が秋に変わろうとしていたある月の綺麗な夜
セルフサービスのガソリンスタンドで俺は一人給油していた。
赤いデジタル表示のメーターが徐々に上がっていく。
その時俺の向かい側の給油場所に一台の赤いゼファーが止まった。
顔は見なかった。
車体見りゃわかる。
間違いなくヤンキー。
関わらない方がいい。
しかしそんな俺の思いなど知るよしもなくヤンキー(予想)は俺に話しかけてきた。
『えぇやんそのFX』
『…どうも』
俺は奴に無愛想に答える。
飯塚シュウジ
あいつとの出会いは夜だった。
高2の時
季節が秋に変わろうとしていたある月の綺麗な夜
セルフサービスのガソリンスタンドで俺は一人給油していた。
赤いデジタル表示のメーターが徐々に上がっていく。
その時俺の向かい側の給油場所に一台の赤いゼファーが止まった。
顔は見なかった。
車体見りゃわかる。
間違いなくヤンキー。
関わらない方がいい。
しかしそんな俺の思いなど知るよしもなくヤンキー(予想)は俺に話しかけてきた。
『えぇやんそのFX』
『…どうも』
俺は奴に無愛想に答える。