ALONE

俺達は日没とともに



部屋を出ると



駅へと向かった。



普段使用することのない銀座線に乗り込む。



電車に揺られること約30分。



改札を出て



駅構内を抜けると




夜の歓楽街は水を得た魚のように活気に満ちていた。



俺達はヨシアキから手渡された紙を頼りに歩き出す。



雑踏を抜け…



きらびやかなネオンを横目に…



ただ目的地へと。




6階建ての大きなビルの前に足を止める。



1階から2階までが高級感漂うブティックと思われる店舗が入り



3階から6階まで『Louis』の看板が下がっている。




間違いない。




俺達はエントランスを抜け



金色の扉を構える広いエレベーターに乗り込むと




3階のボタンを押した。




1階から…2階…




そして




2階から…3階へとエレベーターのランプが移り変わる。



ランプが3の数字で止まると




余韻を残すような深いベルの音が鳴るともに




扉が開いた。